当院の特徴

来院される患者さまの多くは、現在のお困りごとやお悩みを解消したいと望まれることでしょう。しかし私どもではそれだけではなく、「何年経っても、その歯が健康な状態を維持できること」も重視しております。

そのため問診や毎回の治療開始前のご説明には十分な時間をかけ、患者さまのご要望をしっかりと伺い、できるかぎり不安をなくすよう努めております。

こうして「木を見て森を見ず」にならない治療をご提供することが、当院の診療における大きな特徴の一つです。目の前の問題を解決するだけでなく、10年後、20年後もお口の健康を維持できるように総合的な治療を目指しております。

なお私どもでは、虫歯や歯周病などの保険治療から、インプラント治療などの自費治療まで、幅広い診療に対応しております。どの治療においても、まずしっかりと時間をかけて患者さまのお話をヒアリング。その上で、より患者さまの状態・状況に合った治療をご提案しておりますので、きっとご納得いただけるのではないでしょうか。

お口の中で気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

虫歯治療は一般的に治療回数が多いと言われており、中でも虫歯が重症化した場合に行う「根の中の治療」は、治療回数が多く期間も長くなりやすい傾向にあります。

歯の根は目に見えない上に、治療の経過もわかりにくいのが、その主な理由です。患者さまにとっては治療がどこまで進んでいるのかわからず、途中で通院をやめてしまうケースもあるのではないでしょうか。

しかしながら、歯の根の治療はとても重要です。なぜなら歯の根の治療をおろそかにしてしまうと、根の中が感染したり歯の根が折れてしまったりして、結果的に大切な歯を抜かなければならないことにつながるからです。

そのため、被せ物を用いる治療の前には、歯の根の治療を適切に行う必要があります。それにもかかわらず、本来であれば4～5回は通院を要する歯の根の治療を1～2回で終わらせてしまう医院も少なくありません。見えない・分かりずらい部分だからこそ誠実に丁寧な治療を行うことが求められます。

「10年後、20年後も健康でいられる治療」を目指す私どもは、時間をかけて丁寧に歯の根の治療を行っています。必然的に通院回数は増えてしまいますが、患者さまの健康には代えられないからです。
根の治療の良否は、いずれその治療の予後における違いとなって現れます。

さらに治療の丁寧さに加え、より精密な治療を実現する治療器具にもこだわっております。病巣を適切に取り除くための器具を採用したり、症例に応じて拡大鏡と呼ばれる歯科用ルーペを使用したりして治療を進めていきます。

こうして現在の痛みやお悩みを解消するだけでなく、将来的にも健康な歯を保っていただける治療をご提供しておりますので、ぜひ当院にお任せください。

歯の根の治療をしっかりと丁寧に行うには、患者さまご自身も治療の大切さを理解され、きちんと通院いただく必要があると考えております。

「何のために」「どんな治療をしているのか」がわからない状態では、患者さまのモチベーションが上がらないケースも多いからです。治療の主役は患者さま自身なのです。

そこでイラストや実際の症例などをお見せしながら、治療の必要性を丁寧に説明いたします。治療完了後にも被ばく量の少ないデジタルレントゲン写真をご覧いただき、最後まで患者さまと一緒に治療を進めていきますのでご安心いただければと思います。

さらに、将来までお口の健康を維持していただくためのアドバイスもしっかりと行っていきます。

インプラント治療は、手術を伴う難しい治療です。当院では患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、インプラント治療経験15年以上（※）の、経験豊富な院長が治療を担当。お口の中に残っている歯の健康までを考え、歯を長持ちさせるためのインプラント治療をご提供しています。

インプラント治療については、治療費用や治療期間の短さをアピールする医院が多いようです。しかし、安全性に配慮した手術や長持ちするインプラントを入れるためには、患者さまごとに異なるあごの骨の量・質を考慮した事前の診査・診断がもっとも大切と当院では考えております。

そこで私どもでは、より安全かつ正確なインプラント治療を実現するため、「Landmark System」と呼ばれるシミュレーションソフトを使用。これは、大阪大学歯学部での研究成果を元に設立された株式会社アイキャット（iCAT）が開発した、診断から手術までをトータルサポートするインプラント治療支援システムです。

CT検査のデータをこのシミュレーションソフトに取り込むと、患者さまのお口の中の見えない部分まで3D画像でリアルに再現できます。そして3D画像上で、

せっかくシミュレーションをしても、シミュレーション通りの位置にインプラントを埋め込まなければ意味がありません。そこで、あらかじめ決めた埋め込み箇所にきちんとインプラントを埋め込めるよう、シミュレーション結果を元に患者さま一人ひとりのお口に合わせて手術時に使用する「ガイド（手術用のマウスピース）」を製作します。

手術の際にこのガイドを口腔内に装着してインプラントを埋め込むと、手術中の重大な事故を防ぎ、より安全な治療が可能になります。深さ・向きなど事前のシミュレーション通り埋入することが可能になります。このようなシミュレーションシステムを導入することで、安心してインプラント治療を受けていただけるようにしています。

「インプラントにすれば、虫歯にも歯周病にもならない」と思われている方がいらっしゃいますが、そのようなことはありません。確かに虫歯にはなりませんが、歯周病（インプラント周囲炎と言います）にはかかります。

インプラントは、むしろ天然の歯よりも歯周病にかかりやすく、歯周病の症状が進めば歯ぐきやあごの骨が炎症を起こして、せっかく手術で入れたインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。

そのためインプラント治療の後には、天然の歯以上の丁寧なメインテナンスが必要です。そうしなければ、インプラントが長持ちしないからです。インプラントは入れたところが終わりではありません、むしろ始まりです。

そこで当院では、院長や臨床経験豊富な歯科衛生士による定期的なメインテナンスにも力を入れております。「インプラントを入れたらそれで終わり」ではなく、その後もしっかり管理していきますので、安心してお任せいただければと思います。

※2021年現在

保険診療であっても、私どもでは噛みやすい入れ歯を製作しておりますが、保険の入れ歯には使用できる材料や設計など治療方法に制限があるのが事実です。

そこで、より自然な見た目や噛み心地、耐久性を求められる方には、自費の入れ歯もおすすめしております。特に部分入れ歯について見た目が気になる方には、「ノンクラスプデンチャー」がおすすめです。

保険の部分入れ歯では、お話をしている時や笑った時に金属の留め金「クラスプ」が見えてしまいます。そのため、入れ歯であることが他人にわかってしまい、恥ずかしいと言われる方が少なくありません。

しかし金属の留め金がないノンクラスプデンチャーなら、入れ歯と気づかれにくい自然な見た目を実現できます。しかも金属の留め金を残っている歯に引っかけることがなく、健康な歯への負担も軽減できます。保険の入れ歯に比べて安定しやすいため、よりよく噛める点もメリットです。

入れ歯は高齢者のものといったイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、ノンクラスプデンチャーなら見た目を気にされる若い方にもおすすめです。ノンクラスプデンチャーにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

当院には、日本歯科麻酔学会認定医・専門医資格を持つ歯科医師が在籍しております。そのため、治療中のモニタリングといった全身管理が可能です。

ご高齢の方をはじめ、高血圧症・脳血管障害・骨粗鬆症（こつそしょうしょう）・心臓疾患などの持病をお持ちの方、妊娠中・授乳中のお母さまにも、安心して歯科治療を受けていただけることと思います。

全身管理やお薬の管理が必要な方も当院にお任せください。

服用中のお薬がある方の場合、その影響が出ることを考慮して歯科治療を進めなくてはなりません。例えば骨粗鬆症のお薬では、種類によって抜歯処置を控えたほうが良いケースもあります。

こうした服用中のお薬によるリスクを回避するため、私どもでは同じ医療モール内の医科クリニックや、外部の病院と提携。患者さまに治療中の病気や服薬状況を事前にお伺いした上で、これらの医科クリニック・病院・大学病院と連携を取りながら、スムーズに歯科治療を進められるようにしております。